サルビアの育てかた
 可愛い甥のリアクションに、ジェイクはふと笑みを溢す。
 ヒルスは首を大きく横に振り、眉を潜めた。

「そう言う叔父さんはどうなんだよ。レイのことを特別に思ってると言っていたけど、単に姪っ子としての意味じゃないだろ?」
「ああ、そうだよ。十年ぶりに会ってあんなに美人に成長していたんだ。惚れない理由がないだろう?」
「お、おい……叔父さん。嘘だろ」

 何の躊躇もなく答えるジェイクに、ヒルスは固まってしまう。
 どうやら本気にしているようだ。
 たまらず、ジェイクはケラケラと笑い転げる。

「ははは。ジョークだよ、真に受けるな」
「やめてくれよ……」
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