サルビアの育てかた
──この日、全てを悟った。
レイに対する俺の気持ちは、とても深いものだった。それは深海よりも深く、大きく、大切な想いだ。
とっくの昔に恋なんてものは終わっている。俺が気づかないうちに彼女に寄せる恋心は『愛』という形に変わっていて、長いこと鍵を締めて胸の奥にしまいこんでいたんだ。
家族としても、一人の女性としても。そして、レイの全てを。俺は心の底から愛している。
「──ねぇ、ヒルス」
「うん?」
「私ね、ヒルスがいてくれたから、元気になれたの。ヒルスはいつもそばにいて、私を支えてくれる。だからお父さんとお母さんのことがあっても……こうして立ち直れたし、声も取り戻せた」
「俺のおかげか?」
「うん、そうだよ。だからね、私もあなたを支えていきたい」
「いや、俺は」
「そうやっていつも強がっているけど、本当はヒルスも傷つきやすいよね? ずっと元気がないあなたを見て、私も悲しかった……」
「それは悪かったよ。ごめんな……」
「ううん、もういいの。今日はヒルスが私のダンスを見て楽しそうに笑ってくれたから。だから、これから先も何かにつまずいたり辛いことがあったら、無理しないで私にも甘えてほしいな」
「……レイ」
「お互いに支え合っていけたら、私たち何があっても乗り越えられるよ。そうでしょ?」
「ああ……そうだな。レイの言うとおりだ。俺ももう少し素直にならないとな。もう二度と、殻に閉じ籠もったりしないよ」
「悩みがあったり悲しいことがあったら、お話してね。自分の中に溜め込まないで、包み隠さずに……」
「分かったよ。レイとの約束がまたひとつ増えたな」
「うん! 大事な約束だね」
レイに対する俺の気持ちは、とても深いものだった。それは深海よりも深く、大きく、大切な想いだ。
とっくの昔に恋なんてものは終わっている。俺が気づかないうちに彼女に寄せる恋心は『愛』という形に変わっていて、長いこと鍵を締めて胸の奥にしまいこんでいたんだ。
家族としても、一人の女性としても。そして、レイの全てを。俺は心の底から愛している。
「──ねぇ、ヒルス」
「うん?」
「私ね、ヒルスがいてくれたから、元気になれたの。ヒルスはいつもそばにいて、私を支えてくれる。だからお父さんとお母さんのことがあっても……こうして立ち直れたし、声も取り戻せた」
「俺のおかげか?」
「うん、そうだよ。だからね、私もあなたを支えていきたい」
「いや、俺は」
「そうやっていつも強がっているけど、本当はヒルスも傷つきやすいよね? ずっと元気がないあなたを見て、私も悲しかった……」
「それは悪かったよ。ごめんな……」
「ううん、もういいの。今日はヒルスが私のダンスを見て楽しそうに笑ってくれたから。だから、これから先も何かにつまずいたり辛いことがあったら、無理しないで私にも甘えてほしいな」
「……レイ」
「お互いに支え合っていけたら、私たち何があっても乗り越えられるよ。そうでしょ?」
「ああ……そうだな。レイの言うとおりだ。俺ももう少し素直にならないとな。もう二度と、殻に閉じ籠もったりしないよ」
「悩みがあったり悲しいことがあったら、お話してね。自分の中に溜め込まないで、包み隠さずに……」
「分かったよ。レイとの約束がまたひとつ増えたな」
「うん! 大事な約束だね」