サルビアの育てかた
「なるほどな、十二月十八日に食べたいんだろ?」
「そう。よく分かったね!」

 嬉しそうに頷くレイに、俺は優しく微笑みかける。

「当たり前だろ。レイにとって特別な日は、俺にとっても大切な一日だ」

 来月の十八日は、レイが十七歳になる特別な日。俺が忘れるわけがない。

 にこにこしながらも頬を赤らめるレイ。
 照れているのか?

 たまらず俺は、彼女の頭をそっと撫でる。

「プレゼントは何がほしい?」
「ケーキだけでいいよ。ヒルスと一緒に(・・・・・・・)過ごせればそれでいいし」

 また、レイの一言に俺の心が飛び跳ねる。
< 451 / 847 >

この作品をシェア

pagetop