サルビアの育てかた



 それから数日が経った。
 俺の今の心境を表しているかのように今日は天気が悪い。雨が滴る暗い町の中、俺は一人車を走らせている。

「二人のペアダンス、最高に決まってるんだよな……」

 車内でぼそっと独り言を漏らすその声は、なんとも低く暗かった。
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