サルビアの育てかた
「まあ、いいや。ヒルスが楽しそうならそれで」
俺の隣でクスッと小さく笑うレイ。幸せな何気ないひとときだった。
疲れた足を休ませるため、花壇の隣にあったベンチに二人並んで腰掛ける。
「こうしてゆっくり出来るのも今のうちだな」
年末から、モラレスさんのライブツアーが始まるのでレイも忙しくなる。三ヶ月ほど我慢すればいい話だが、それでもレイと二人きりで過ごせる時間が激減してしまうのは、俺にとって少しばかり辛いもの。
「大丈夫だよ。ツアー中の移動はヒルスも一緒にいてくれるでしょう? 私、寂しくないよ」
「レイ……」
彼女の方が前向きだった。
そうなんだ。二人きりで過ごす時間は減るのだが、フレアたちの計らいでレイの仕事が忙しい期間だけ、俺は彼女のサポート役として常にそばにいることになった。
と言っても移動中は俺が車を運転するだけで、会場でのリハーサルやレイの本番の時はステージの裏で見守るしかしないのだが。
俺の隣でクスッと小さく笑うレイ。幸せな何気ないひとときだった。
疲れた足を休ませるため、花壇の隣にあったベンチに二人並んで腰掛ける。
「こうしてゆっくり出来るのも今のうちだな」
年末から、モラレスさんのライブツアーが始まるのでレイも忙しくなる。三ヶ月ほど我慢すればいい話だが、それでもレイと二人きりで過ごせる時間が激減してしまうのは、俺にとって少しばかり辛いもの。
「大丈夫だよ。ツアー中の移動はヒルスも一緒にいてくれるでしょう? 私、寂しくないよ」
「レイ……」
彼女の方が前向きだった。
そうなんだ。二人きりで過ごす時間は減るのだが、フレアたちの計らいでレイの仕事が忙しい期間だけ、俺は彼女のサポート役として常にそばにいることになった。
と言っても移動中は俺が車を運転するだけで、会場でのリハーサルやレイの本番の時はステージの裏で見守るしかしないのだが。