サルビアの育てかた
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大好きな彼が、今までにないほど大粒の涙を流していた。
あんな顔をされたら、私も辛くなる。
お願い……分かって。私はあなたを守りたい。大好きだから、愛しているから。あなたを傷つけたくないの。
悪魔が常に私を監視している。
どうすれば離れられるか、ふとした時に考えた。答えなんてすぐに見つからない。永遠に見つけられないかもしれない。
私の全身に巡るのは、悪魔に分けられたどす黒い液体。
どんなに目を背けても、頭の中で否定していても、この身体は悪魔から分け与えられた汚いもの。
鏡を見る度に吐き気がする。長い髪の毛も、黒い瞳も、肌の色も、唇の形も、両手と両足も、そしてこのトラウマの痕も。全部全部嫌い。大嫌い。