幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
スープ用のカップがあり、そのカップにうどんをよそい、棚の中に入っていた割り箸を差し出した。
本当に最低限の物しかない。
「奏花ちゃん。料理上手だね」
「普通です。食べたら風邪薬飲んでくださいね。それから、着替えてベッドで眠ってください」
「はいはい」
母親より母親らしいなーと梶井さんは茶化すように笑って言った。
割り箸をパチンっと割る。
うどんを口にした梶井さんは少しだけ泣きそうな顔をしていた。
「深月はずるいな」
「逢生がずるいですか?」
「俺と違って奏花ちゃんがいるから、ずるい」
風邪で気持ちが弱っているのかもしれないけれど、梶井さんのそばにいますよとは言えなかった。
私には逢生がいる。
そうですかとも、そんなことはないですよとも返事ができずにキッチンに戻って後片付けをした。
うどんを食べ終えた梶井さんは薬を飲むと服を着替えて、またソファーにごろんと横になった。
顔色もさっきよりはずいぶんいい。
「それじゃあ、私は帰りますね。明日の仕事は延期にしてもらうよう先輩にメールしましたから、しっかり休んでください」
本当に最低限の物しかない。
「奏花ちゃん。料理上手だね」
「普通です。食べたら風邪薬飲んでくださいね。それから、着替えてベッドで眠ってください」
「はいはい」
母親より母親らしいなーと梶井さんは茶化すように笑って言った。
割り箸をパチンっと割る。
うどんを口にした梶井さんは少しだけ泣きそうな顔をしていた。
「深月はずるいな」
「逢生がずるいですか?」
「俺と違って奏花ちゃんがいるから、ずるい」
風邪で気持ちが弱っているのかもしれないけれど、梶井さんのそばにいますよとは言えなかった。
私には逢生がいる。
そうですかとも、そんなことはないですよとも返事ができずにキッチンに戻って後片付けをした。
うどんを食べ終えた梶井さんは薬を飲むと服を着替えて、またソファーにごろんと横になった。
顔色もさっきよりはずいぶんいい。
「それじゃあ、私は帰りますね。明日の仕事は延期にしてもらうよう先輩にメールしましたから、しっかり休んでください」