幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
「とんだ狂犬だな。ああ、そうか。思い出した。チョンマゲちゃんの隣にいたあのクソガキか」
「誰がクソガキだ」
「俺の音を変だって指摘したあの生意気なガキな」
「正直に言っただけだ。音程が悪くて嫌だったから」
「訂正。今もクソガキだったな」
あの頃、一緒にピアノを習っていたけど、逢生はまだチェロをやっていなかった。
それなのにわかったということはやっぱり逢生は私と違うんだ……
私はチェロを初めて見て音を聴いたからすごいとしか思わなかった。
「チョンマゲちゃん、名前は?」
「渓内奏花です」
「俺は梶井理滉。奏花ちゃんか、可愛い名前だね」
顔が赤くなるのがわかった。
可愛い名前!?
そんなこと初めて言われた。
「奏花、行こう」
ぐいっと私の手をひっぱると梶井さんは逢生を挑発するように言った。
「余裕のない男は嫌われるぞ。もっと女の子には優しくな」
はははっと笑い、梶井さんは手を振る。
「面白くなりそうだ。これからよろしく」
「よろしくするわけない」
逢生は強い力で手を引き、早足でその場から遠ざかった。
「誰がクソガキだ」
「俺の音を変だって指摘したあの生意気なガキな」
「正直に言っただけだ。音程が悪くて嫌だったから」
「訂正。今もクソガキだったな」
あの頃、一緒にピアノを習っていたけど、逢生はまだチェロをやっていなかった。
それなのにわかったということはやっぱり逢生は私と違うんだ……
私はチェロを初めて見て音を聴いたからすごいとしか思わなかった。
「チョンマゲちゃん、名前は?」
「渓内奏花です」
「俺は梶井理滉。奏花ちゃんか、可愛い名前だね」
顔が赤くなるのがわかった。
可愛い名前!?
そんなこと初めて言われた。
「奏花、行こう」
ぐいっと私の手をひっぱると梶井さんは逢生を挑発するように言った。
「余裕のない男は嫌われるぞ。もっと女の子には優しくな」
はははっと笑い、梶井さんは手を振る。
「面白くなりそうだ。これからよろしく」
「よろしくするわけない」
逢生は強い力で手を引き、早足でその場から遠ざかった。