幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
「奏花。あいつ、悪い男だから気を付けて」
まあ、見るからにモテそうだもんね。
それはわかるけど……
「逢生、手が痛いから」
「……ごめん」
逢生はハッとしたように手の力をゆるめた。
部屋の中に入るとわずかに緊張が解けた。
それでも険しい顔をしている。
「仲が悪いの?」
「それもあるけど、あいつは毒だから」
「毒?」
「毒だけど、口にしたら甘い毒。だから毒だって気づかない。だから、気を付けて。奏花」
「う、うん」
その忠告の仕方が怖くて素直にうなずいてしまった。
セクシーな大人の男の人。
それが梶井さんのイメージだけど、確かにどこか影がある。
年齢を重ねた男性が持つ魅力っていうか――――じっーと逢生がこっちを見ていた。
「あ、あのね!?初恋って言っても小学校の頃だし。もう時効よ?」
「さっき顔が赤かった」
無駄に鋭いわね。
いつもはぼっーとしてるくせに。
「可愛い名前だね、なんて初めて言われたから」
「奏花は可愛いよ」
「うん。ありがと」
私と逢生は見つめ合った。
まあ、ドキッともしないわね。
そう思っていると逢生が壁に体を押しあてた。
「逢生?」
まあ、見るからにモテそうだもんね。
それはわかるけど……
「逢生、手が痛いから」
「……ごめん」
逢生はハッとしたように手の力をゆるめた。
部屋の中に入るとわずかに緊張が解けた。
それでも険しい顔をしている。
「仲が悪いの?」
「それもあるけど、あいつは毒だから」
「毒?」
「毒だけど、口にしたら甘い毒。だから毒だって気づかない。だから、気を付けて。奏花」
「う、うん」
その忠告の仕方が怖くて素直にうなずいてしまった。
セクシーな大人の男の人。
それが梶井さんのイメージだけど、確かにどこか影がある。
年齢を重ねた男性が持つ魅力っていうか――――じっーと逢生がこっちを見ていた。
「あ、あのね!?初恋って言っても小学校の頃だし。もう時効よ?」
「さっき顔が赤かった」
無駄に鋭いわね。
いつもはぼっーとしてるくせに。
「可愛い名前だね、なんて初めて言われたから」
「奏花は可愛いよ」
「うん。ありがと」
私と逢生は見つめ合った。
まあ、ドキッともしないわね。
そう思っていると逢生が壁に体を押しあてた。
「逢生?」