【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
それにバルガルド王国は魔法や魔法樹に対する知識が少なすぎる。
正しい知識を身につけていないように感じる。
当時のカールナルド王国が魔法樹を守るためならば、バルガルド王国に歩み寄ろうとしたもの知識はあるから大丈夫だと断られたそうだ。
元バルガルド王国は魔法を使えることに興奮しており、話を聞くどころではなかったそうだ。

それから国は豊かになったが、ずっとバルガルド王国の魔法樹のことが気掛かりだったそう。
聖女が二人も現れたことで安心していたのも束の間、一人は偽物で本物の聖女であるローズマリーを国外追放。
愚かすぎて彼らにはかける言葉もないそうだ。


「魔法樹を癒やせる聖女という存在が国にいるかいないかで、魔法樹にかかる負担はまったく違うんだ」

「……!」


リオネルの言葉は納得できるものだった。
クロムもローズマリーがいたからこそ十年持つことができたと言っていたからだ。


「それに魔法樹を唯一助け、癒すことができる聖女の力を持つことは奇跡なんだよ」

「…………奇跡」


植物に必要不可欠な水、水魔法も意味はない。
長年、研究されてきた魔法だがまだまだわからないことも多いという。
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