私のお世話がかり
第四話 あなたの力が必要です!
◯大学 大教室 朝
最上「な、何を言って……」
最上は顔を赤らめたが、ざわついた室内に気づいた人はいない。
双葉「だって、そう思いませんか」
部長を見ると、部長は最上のことをカッコいいとは思っておらず、不思議そうな顔をした。
双葉「先輩は優しいから、私にもたくさん話かけてくれます。本当は他の人と話してた方が楽しいのに、私のためを思って親切にしてくれるんですよね。先輩はとっても良い人だし、かっこいいですよ!」
双葉がニコッと笑うと、最上はとっさに手で口元を覆った。
最上「っ!!」
双葉 (他人は褒めるのに、自分は褒められ慣れてないのかな)
双葉「本当ですよ。本当の本当にかっこいいですよ」
双葉は畳み掛けるように言い放つ。いつも余裕たっぷりに見える年上の最上が今日は可愛く見えて、双葉はちょっと勝ったような気持ちになった。
最上「……」
してやられたのに気づいたのか、最上は照れたまま黙っている。
彼の背中を、部長がニヤニヤと見つめていた。
キーンコーンカーンコーン
ようやく本鈴を知らせるチャイムが鳴る。
部長「おっと、やば。先週のレポート未完だった。こんなことしてる場合じゃなかった!」
部長はノートパソコンを開き、カタカタとキーボードを叩き出した。
◯授業中
先生の話をきく最上の横顔を、双葉はじっと見つめる。
双葉 (ガチヒーローか……言われてみれば、ちょっとヒーローっぽさあったかも知れない)
◯説明
ーーガチヒーローシリーズは、小さい男の子に大人気のヒーロー戦隊アニメ。
「ウザいほど熱い! ガチレッド!!」
両方の手の、親指、人差し指、小指を立て、舌を出すポーズ。真ん中。
「落ち込む君に寄り添う。ガチブルー」
首をかしげて、両手を組む。祈りのポーズ。右端。
「時代はエコ! ガチグリーン!」
両手で地球を包み込むようなポーズ。左端。
※それぞれ決めポーズ
双葉 (確か、ブラックは……)
最上「すべての悪を受け止める。ガチブラック!」
左手で片目を隠しながらフレミングの法則の指の形。右手は手のひらを上に向けて‘おいで’のようなポーズ。足はクロス。
※居酒屋でのモノマネ
◯授業中
双葉は思い出し笑いでクスクスと笑い、最上を見つめる。
双葉 (大人だと思ったのに、面白いところもあるん人なんだよね。なんだか、親近感わくな)
授業も終わりに差し掛かり、先生は手を叩く。
先生「えー、では、次はグループで討論をするから次回までにグループを決めてくるように」
グループ学習、と聞いて双葉はドキッとして額に汗が浮かぶ。入学したばかりで、サークル以外の知り合いがほとんどいないからだ。
双葉 (最上先輩、部長。一緒にやってくれないかな……)
双葉は二人をチラチラ見る。しかし、先生の言葉は期待を打ち消すものだった。
先生「年齢別の意見を取りたいから、なるべく同学年 で組むように」
双葉 (えーーっ!! )
最上「な、何を言って……」
最上は顔を赤らめたが、ざわついた室内に気づいた人はいない。
双葉「だって、そう思いませんか」
部長を見ると、部長は最上のことをカッコいいとは思っておらず、不思議そうな顔をした。
双葉「先輩は優しいから、私にもたくさん話かけてくれます。本当は他の人と話してた方が楽しいのに、私のためを思って親切にしてくれるんですよね。先輩はとっても良い人だし、かっこいいですよ!」
双葉がニコッと笑うと、最上はとっさに手で口元を覆った。
最上「っ!!」
双葉 (他人は褒めるのに、自分は褒められ慣れてないのかな)
双葉「本当ですよ。本当の本当にかっこいいですよ」
双葉は畳み掛けるように言い放つ。いつも余裕たっぷりに見える年上の最上が今日は可愛く見えて、双葉はちょっと勝ったような気持ちになった。
最上「……」
してやられたのに気づいたのか、最上は照れたまま黙っている。
彼の背中を、部長がニヤニヤと見つめていた。
キーンコーンカーンコーン
ようやく本鈴を知らせるチャイムが鳴る。
部長「おっと、やば。先週のレポート未完だった。こんなことしてる場合じゃなかった!」
部長はノートパソコンを開き、カタカタとキーボードを叩き出した。
◯授業中
先生の話をきく最上の横顔を、双葉はじっと見つめる。
双葉 (ガチヒーローか……言われてみれば、ちょっとヒーローっぽさあったかも知れない)
◯説明
ーーガチヒーローシリーズは、小さい男の子に大人気のヒーロー戦隊アニメ。
「ウザいほど熱い! ガチレッド!!」
両方の手の、親指、人差し指、小指を立て、舌を出すポーズ。真ん中。
「落ち込む君に寄り添う。ガチブルー」
首をかしげて、両手を組む。祈りのポーズ。右端。
「時代はエコ! ガチグリーン!」
両手で地球を包み込むようなポーズ。左端。
※それぞれ決めポーズ
双葉 (確か、ブラックは……)
最上「すべての悪を受け止める。ガチブラック!」
左手で片目を隠しながらフレミングの法則の指の形。右手は手のひらを上に向けて‘おいで’のようなポーズ。足はクロス。
※居酒屋でのモノマネ
◯授業中
双葉は思い出し笑いでクスクスと笑い、最上を見つめる。
双葉 (大人だと思ったのに、面白いところもあるん人なんだよね。なんだか、親近感わくな)
授業も終わりに差し掛かり、先生は手を叩く。
先生「えー、では、次はグループで討論をするから次回までにグループを決めてくるように」
グループ学習、と聞いて双葉はドキッとして額に汗が浮かぶ。入学したばかりで、サークル以外の知り合いがほとんどいないからだ。
双葉 (最上先輩、部長。一緒にやってくれないかな……)
双葉は二人をチラチラ見る。しかし、先生の言葉は期待を打ち消すものだった。
先生「年齢別の意見を取りたいから、なるべく同学年 で組むように」
双葉 (えーーっ!! )