髪の毛の悩みなら公女様にお任せあれ!~ヘアスタイルから始まる領地改革
「バカ言えよ、あんな田舎のいも女」
「そのいも女に言い寄っているのはどこの誰だ?」
「あれでも王族の血が流れる公爵家の娘だ。それ以上は言わなくたって分かるだろ? ジャングル頭に加えてあの髪色だ。あれじゃあプラチナブロンドじゃなくて老婆のようだよ。婆さんの相手なんてごめんだね。子供は作ってやるが、夜の相手はほかの女にして貰えばいい 」
「うわー、ウィンストンはさいてー男だな」
「そうでも無いさ。高貴な血筋が欲しいバルドー家は公爵家の婿養子になる。そして貧乏なルミナリア公爵は金を手にする。ウィン・ウィンじゃないか」
ウィンストンが婿養子としてスタイルフェルド家に入れば、血統を重んじる貴族の世界においてバルドー家の立ち位置はぐっと良くなる。って言いたいのね。
もしかしたらとは考えてはいたものの、実際に聞いてしまうとかなりの衝撃だ。
「バルドー家は世間じゃ、金で成り上がった貴族だと馬鹿にしてくるがね。金で血筋も買えるんだよ。はっはっはっはっ! 」
高らかに笑うウィンストンの声。
これ以上は聞いていられない。
もう行きましょう、と声をかけようとしたところで、ベロニカがフラリと地面に手をついた。
「お姉様っ!?」
「誰だ!」
しまった。思わず声を出してしまった。
慌てて口に手を当てたが、隠れるよりも早く窓が大きく開いて人影がこちらを見てきた。
「あっ……う、ウィンストン様……」
「これはこれは、ベロニカ嬢。こんなところで何をしていらっしゃるので?」
「そ、その……ええと……」
外へと続く大きな窓からウィンストンが近付いてるが、ベロニカは目に涙をたっぷりとためて狼狽えている。オロオロとして言い返せない姉に代わってルシアナが先に口を開いた。
「そのいも女に言い寄っているのはどこの誰だ?」
「あれでも王族の血が流れる公爵家の娘だ。それ以上は言わなくたって分かるだろ? ジャングル頭に加えてあの髪色だ。あれじゃあプラチナブロンドじゃなくて老婆のようだよ。婆さんの相手なんてごめんだね。子供は作ってやるが、夜の相手はほかの女にして貰えばいい 」
「うわー、ウィンストンはさいてー男だな」
「そうでも無いさ。高貴な血筋が欲しいバルドー家は公爵家の婿養子になる。そして貧乏なルミナリア公爵は金を手にする。ウィン・ウィンじゃないか」
ウィンストンが婿養子としてスタイルフェルド家に入れば、血統を重んじる貴族の世界においてバルドー家の立ち位置はぐっと良くなる。って言いたいのね。
もしかしたらとは考えてはいたものの、実際に聞いてしまうとかなりの衝撃だ。
「バルドー家は世間じゃ、金で成り上がった貴族だと馬鹿にしてくるがね。金で血筋も買えるんだよ。はっはっはっはっ! 」
高らかに笑うウィンストンの声。
これ以上は聞いていられない。
もう行きましょう、と声をかけようとしたところで、ベロニカがフラリと地面に手をついた。
「お姉様っ!?」
「誰だ!」
しまった。思わず声を出してしまった。
慌てて口に手を当てたが、隠れるよりも早く窓が大きく開いて人影がこちらを見てきた。
「あっ……う、ウィンストン様……」
「これはこれは、ベロニカ嬢。こんなところで何をしていらっしゃるので?」
「そ、その……ええと……」
外へと続く大きな窓からウィンストンが近付いてるが、ベロニカは目に涙をたっぷりとためて狼狽えている。オロオロとして言い返せない姉に代わってルシアナが先に口を開いた。