眠れぬ夜は、優しすぎる刑事の腕の中で。
団地を出てから、駅までの道すがら。
山口が、やや真顔で言う。
「……赤尾さん、自分が“監視されてる”って感覚がまだ抜けない。病院との連携が切れたタイミングで、一気に孤立してるのがわかるよね」
花音が頷く。
「悠真くんの感受性も強いですし、母子の距離の取り方に注意しないと、共倒れになりそうだと感じました」
「今までは医療が支えだった。これからは、佐原さんがその役になる可能性が高いと思う。
……でも、無理はしないで。本当に。抱え込みやすいタイプだから、あなた」
山口の声に、花音は少しだけ笑う。
「はい。ちゃんと報告と相談、します」
山口は満足そうにうなずき、
「頼んだよ、後輩さん」と小さく呟いた。
山口が、やや真顔で言う。
「……赤尾さん、自分が“監視されてる”って感覚がまだ抜けない。病院との連携が切れたタイミングで、一気に孤立してるのがわかるよね」
花音が頷く。
「悠真くんの感受性も強いですし、母子の距離の取り方に注意しないと、共倒れになりそうだと感じました」
「今までは医療が支えだった。これからは、佐原さんがその役になる可能性が高いと思う。
……でも、無理はしないで。本当に。抱え込みやすいタイプだから、あなた」
山口の声に、花音は少しだけ笑う。
「はい。ちゃんと報告と相談、します」
山口は満足そうにうなずき、
「頼んだよ、後輩さん」と小さく呟いた。