リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜
「なんか、私のグループの他メンバーを響香が喜ぶって、不思議な感じ。」
「不思議な感じ…ってどうして〜?私はリアライズの事、ちゃんと応援してるのにな。いつか、朱理が嫌じゃなければ、私はメンバー皆に会ってみたいって思ってるよ。」
まさか、響香がこんな事を言うなんてかなり驚いた。
だって…。
───ガチャッ!
その時、控え室のドアが開く音がして眼鏡を掛けた三十代半ばくらいの細身の男性が私達の前に姿を現した。
その両手にはケータリングのものと思われるお弁当を二つ重ねて持っている。
「今の話、聞こえてたぞ。響香がそんな発言するなんて、そろそろ世も末なんじゃないか!?」
…ちょっと言い過ぎな気もするけど、ほぼ私の気持ちを代弁するように驚嘆の声をあげるこの男性。