リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜





「聞き耳立ててたの!?なによ〜。栗原さんはいつまで経っても私が子どもだと思い込んでるんでしょ?」




口では不満を漏らしていても、響香がこの栗原さんというマネージャーにすっかり心を許しているのがわかる。





「いや、でも朱理ちゃんだって思うでしょ?朱理ちゃんが他の女の子達とグループを組んでアイドルとしてデビューするって聞いて、“どうしよう、私が朱理の一番の親友じゃいられなくなるかも”って号泣してたよね。俺はまるで昨日の事のように憶えてるよ。」





そう言いながら栗原さんは持っていたお弁当を私と響香の前に配膳してくれた。





「有り難うございます。お構いなく!そういえば、そんな事もありましたね。」






「それは確かに認めるけど…。でも!その話するの、もう何度目なの〜!?」





響香は穏やかな笑顔のまま、困り果てたように嘆く。



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