報復を最愛の君と
「突然ごめん…。君が隠れてたし、危なそうだから連れてきちゃって」


「え、や…!大丈夫だよ」


彼の言葉で、我にかえった。


思わず見惚れてしまっていたことを、誤魔化すかのように下を向いた。


「なにしてたの?」


さっきよりも小さな声で、レタラは私に聞いた。


「…私ね、あの白衣を着てた男の人と友達なの。最近隠しごとされてね。だから、こんな倉庫に向かったから気になって着いてきちゃったの。そしたら…」


なぜか嘘をつく気にはなれなかった私は、素直に話してしまった。


そして、一筋の涙がこぼれる。


そのことに、私は慌てる。


「あ…えと、ごめんなさい!初対面の人にこんなこと話して…」


「いや、いいよ」


レタラはふわりと優しくほほ笑んだ。


彼の優しさに触れて、また涙がポロポロとあふれてしまう。


その涙をぬぐいながら、私は言った。
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