【12/31引き下げ】クールなパイロットは初心な新妻を身籠らせたい
「はい。職場が家の近くにあるので、こっちに来る用事がない限り、あまり母の店にも顔は出してないですね」
藤川さんは、私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれるので、食後にお腹が苦しくなることはない。
「あ! そうだ、忘れるところだった」
私が突然声をあげたことで、藤川さんがびっくりしている。
私は手に持っていたバッグの中から、店で購入した菓子箱の入った紙袋を取り出すと、それを手渡した。
「この前、甘いものがお好きだって話をされていましたよね? 私が勤務しているお店の焼き菓子なんです。疲れている時にでも食べてください」
「え……、覚えていてくれたんだ?」
「はい。お好みのお菓子があるといいんですけど……」
商店街の中央で立ち止まってお菓子を手渡していると、通行人の邪魔になる。それに気付いたのか、藤川さんがさりげなく私を通路の隅へと誘導した。
「ありがとう。めっちゃ嬉しい……」
藤川さんがお菓子を受け取ってくれたので、私も一安心だ。
「この前も思ったんだけど、梢子さん、とっても甘い匂いがする」
藤川さんの唐突な発言に、思い当たる節はある。
藤川さんは、私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれるので、食後にお腹が苦しくなることはない。
「あ! そうだ、忘れるところだった」
私が突然声をあげたことで、藤川さんがびっくりしている。
私は手に持っていたバッグの中から、店で購入した菓子箱の入った紙袋を取り出すと、それを手渡した。
「この前、甘いものがお好きだって話をされていましたよね? 私が勤務しているお店の焼き菓子なんです。疲れている時にでも食べてください」
「え……、覚えていてくれたんだ?」
「はい。お好みのお菓子があるといいんですけど……」
商店街の中央で立ち止まってお菓子を手渡していると、通行人の邪魔になる。それに気付いたのか、藤川さんがさりげなく私を通路の隅へと誘導した。
「ありがとう。めっちゃ嬉しい……」
藤川さんがお菓子を受け取ってくれたので、私も一安心だ。
「この前も思ったんだけど、梢子さん、とっても甘い匂いがする」
藤川さんの唐突な発言に、思い当たる節はある。