【12/31引き下げ】クールなパイロットは初心な新妻を身籠らせたい
「あ、もう服を着たんだ」
手には冷たいお茶のペットボトルが二本握られている。そのうちの一本を私に差し出されたので、それを受け取ると、藤川さんは私ベッドに腰を下ろした。そして私を隣に座るよう促す。
「ずっと裸でいると風邪ひいちゃいますからね」
私が腰を下ろすと、二人並んでペットボトルの封を切る。お茶を溢さないよう、気をつけながらお茶を飲んだ。部屋の空気が空調の影響で乾燥しているのか、一気に半分くらい飲み干していた。
「残念、裸のままで出迎えてくれるかと少しだけ期待してた」
藤川さんはおどけてそう言うけれど、私は心の底から服を着ておいてよかったと思った。
話の流れを変えようと、私はわざと明るい口調で藤川さんに問い掛ける。
「明日は何時頃、お迎えに来ましょうか?」
「そうだなぁ、梢子は何時頃なら大丈夫そう?」
「私は何時でも大丈夫ですよ」
私は立ち上がって、自分のバッグを手に取ると、その中からスマホを取り出した。
スマホの時計は、二十二時を表示している。
「え、もうこんな時間!?」
私の声を聞き、藤川さんが私の手元を覗き込む。
「まだ時間は大丈夫なんだろう?」
少しでも長く一緒にいたいと訴えてくれるのは嬉しい。けれど……
「時間は問題ないんですけど……、明日、早起きするならそろそろ帰ってお風呂入ったりいろいろしなきゃなので……」
手には冷たいお茶のペットボトルが二本握られている。そのうちの一本を私に差し出されたので、それを受け取ると、藤川さんは私ベッドに腰を下ろした。そして私を隣に座るよう促す。
「ずっと裸でいると風邪ひいちゃいますからね」
私が腰を下ろすと、二人並んでペットボトルの封を切る。お茶を溢さないよう、気をつけながらお茶を飲んだ。部屋の空気が空調の影響で乾燥しているのか、一気に半分くらい飲み干していた。
「残念、裸のままで出迎えてくれるかと少しだけ期待してた」
藤川さんはおどけてそう言うけれど、私は心の底から服を着ておいてよかったと思った。
話の流れを変えようと、私はわざと明るい口調で藤川さんに問い掛ける。
「明日は何時頃、お迎えに来ましょうか?」
「そうだなぁ、梢子は何時頃なら大丈夫そう?」
「私は何時でも大丈夫ですよ」
私は立ち上がって、自分のバッグを手に取ると、その中からスマホを取り出した。
スマホの時計は、二十二時を表示している。
「え、もうこんな時間!?」
私の声を聞き、藤川さんが私の手元を覗き込む。
「まだ時間は大丈夫なんだろう?」
少しでも長く一緒にいたいと訴えてくれるのは嬉しい。けれど……
「時間は問題ないんですけど……、明日、早起きするならそろそろ帰ってお風呂入ったりいろいろしなきゃなので……」