幼なじみに溺れました
積み重なる日常の中で
ーーー
ーーーそれから
季節は静かに何度も色を変えていった
春は桜の下で新しいクラスの隣の席に並んで
夏は浴衣を着て手を繋いだまま花火を見上げた
秋には文化祭の準備でケンカ未満の小さなモヤモヤがあって
でも凪の溺愛であっという間に溶かされて
冬はまたイルミネーションの街を歩いて――
気付けば、ふたりで迎える冬も
もう二度目になっていた
当たり前のように隣にいて
当たり前のように甘やかされて
当たり前のように独占されて
でも その”当たり前”が
誰よりも愛おしくて、安心できるもので
(きっとこれからも ずっと)
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