犬猿の仲でも溺愛が止まりません!
「彩香!私はね、この1週間、ただ待つだけのくっそつまらない女に成り下がってたわ……でも、佐原がモタモタやってるうちにこんなに振り回されて……こんな自分大嫌い!」
夏希はウワーッと思いを吐き出す。
「モンチ……」
「佐原も佐原よ。この状況を打開できるのは自分しかいないのよ!玲香さんがどうとかって言ってるけど、それは自分の情なさをアピールしてるだけ!東京に来た時に、まだそんなこと言ってたらぶん殴って、おさらばしてやるわ!」
ドンッとテーブルを叩く。
その姿に彩香はプルプルと震え、
「モンチぃ〜カッコいい〜それでこそ!うちらのエースよっ!」
と、夏希をテーブル越しにハグしてきた。
樹はその様子を見ながら、
「おー言うねぇ〜!涼司頑張れ〜」
と、そこにはいない佐原に向けて軽いエールを送っていた。