(シナリオ版)塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

第8話 イメチェンのあと

大学授業の合間

蒼 前髪がのびたひなたを見て
「前髪、目に入らない?」

ひなた
「あ、そろそろ切らなきゃ」

蒼 ニコっとチケットを差し出して
「姉が大学近くで美容師してて、カットモデル探してるからどう? 練習したいんだって」

翌日 
おしゃれな美容院の前でおろおろするひなた
気後れするひなたを蒼の姉が見つけて声をかける

蒼の姉 ギャル風美人
「春日さん?」

ひなた
「はい」

蒼の姉 鏡の前で
「わーダイアの原石! やりがいある!」

蒼の姉 カットとメイクも施す。

蒼の姉
「もしやいつも自分で切ってた?」

ひなた 恥ずかしそうに
「はい」
(お母さんの仕送り遠慮してバイト代でやりくりしてるしな)

垢抜けてかわいくなるひなた

蒼の姉
「ね、ちょっとこれ着てみない? 昔買ったんだけど、似合わなくて」

髪を巻いてもらいガーリーなワンピースを着せられる。
 鏡の前で全身を見る

「見違えたね~」

ひなた
「わわっすごいです」

蒼の姉
「楽しかったー。私まだ半人前でさ、良かったらまた練習させて」

ひなた 店の前に出てぺこりと頭を下げる
「ありがとうございました。服まで頂いて……」

そのまま大学へ

男子学生
「新入生? まだサークル決まってなかったらどう?」

男子学生
「かわいいねー。うちテニスサークルなんだけど」

数名に囲まれ、サークルに勧誘された。

突然手を引かれ、驚くとたすくがいる
「行くぞ」

ひなた
「あ、たすく君」

かわいくなったひなたに照れて目をそらす
クール顔をよそおうが、口元を手で抑え、顔を赤らめる

ひなた 前髪をいじる
「髪似合ってないかな」

たすく
「元からかわ……」
言いかけてやめる

ひなた
「かわ?」

たすく 
「かわうそみたいだよ」

ひなた ショックを受けた顔
(たすく君の周りの美女に比べたら、かわうそみたいなもんか)

蒼と会う たすくと違って素直に誉める蒼
「うわっ。ひなちゃん、すっごいかわいい。うちの姉、まだ新人だけどセンスいいんだよなー。服もすっごいかわいい」

ひなた 褒められてにっこり
「服ももらちゃったの」

蒼 ニコニコ
「そういう女の子らしいのも似合うよー。まぁ、素材がいいんだけど」

たすく 複雑な顔 ひなたの手をぎゅっとにぎる
ひなた赤くなる

蒼 たすくに気づいてからかうように
「工学部の姫だからね。あ、ところで、例のロボットの不具合治った? 誰かモデルがいるとかいうやつ」

ひなた 慌ててごまかす
「モデルは……織田信長だよ」

たすく
「なんで信長が『ばーか』とか言うんだよ」

ひなた
「えっ。ほら、比叡山焼いたし…気が短いし…」

たすく  鈍感で気づかない いない相手に嫉妬
(もしかして好みの男でもモデルにしてんのか?)
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