目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!

「リノじゃないの」



「あ、オルテ」



リノの名前を呼んだのは、水色の髪の毛を三つ編みを揺らしていて、きりりとした瞳の女の子です。

リノの表情を見ると、なんだかうれしそうじゃありません。



「あれ、あんたよく見たら人間連れてるじゃん」



「そう、この子はユリ。ユリ、こっちはあじさいの妖精見習い、オルテだよ」



「はじめまして、ユリです。よろしくね」



ユリは自己紹介をしましたが、オルテはなぜかクスクスと笑いました。



「まあ、あんたはあわてんぼうのわすれんぼさんだから、はやいとこ協力してくれる人間をさっさと見つけないと、いつまでも見習いのままだものね」



「もうっ、オルテ!」



いじわるく言いながら、どこかへ飛んでいくオルテに、リノはムッとしました。

アムはきょとんとしています。

リノとオルテは、どうやら仲良しではなさそうです。


ベルラにラック、アム。
これまでリノと仲良しの妖精とたくさん会えた中、こういった妖精と会えるとは予想もしなかったので、ユリはあぜんとしました。




オルテのまめちしき
アジサイの言葉は、「移り気」よ。
< 17 / 41 >

この作品をシェア

pagetop