目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!
「リノじゃないの」
「あ、オルテ」
リノの名前を呼んだのは、水色の髪の毛を三つ編みを揺らしていて、きりりとした瞳の女の子です。
リノの表情を見ると、なんだかうれしそうじゃありません。
「あれ、あんたよく見たら人間連れてるじゃん」
「そう、この子はユリ。ユリ、こっちはあじさいの妖精見習い、オルテだよ」
「はじめまして、ユリです。よろしくね」
ユリは自己紹介をしましたが、オルテはなぜかクスクスと笑いました。
「まあ、あんたはあわてんぼうのわすれんぼさんだから、はやいとこ協力してくれる人間をさっさと見つけないと、いつまでも見習いのままだものね」
「もうっ、オルテ!」
いじわるく言いながら、どこかへ飛んでいくオルテに、リノはムッとしました。
アムはきょとんとしています。
リノとオルテは、どうやら仲良しではなさそうです。
ベルラにラック、アム。
これまでリノと仲良しの妖精とたくさん会えた中、こういった妖精と会えるとは予想もしなかったので、ユリはあぜんとしました。
オルテのまめちしき
アジサイの言葉は、「移り気」よ。