目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!
「ごめんね、女王さまはわたしを気遣って、まるで妖精は必ずしも人間の力がないと一人前になれないって言い方をしてくれたんだけど、本当はそうじゃないのよ」
リノは眉を下げて、言いにくそうにうつむきました。
「え……?」
「女王さまの許可を得た妖精だけ、そして女王さまがそれにふさわしい人間を紹介するということなのよ」
リノの説明は、続きます。
「オルテは優秀だから、人間の力を借りる必要はないし、ベルラやラックも、わたしよりずっと順調なんだ……」
リノは、とても暗い顔をしています。
「ということは……」
「ユリがここに来たのは、女王さまの許可と紹介なのよ」
「そうだったんだ……」
「ごめんね……わたしがもっとしっかりしていれば、ユリに迷惑かけなかったのにね」
リノは、ますます顔をくもらせました。
「そんな顔しないでよ、リノ。迷惑なんかじゃないよ」
ユリは、リノの両手をつつみました。