目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!

到着したのは、絵本の中に出てくるお姫さまが住んでいるような、うつくしいお城です。

お城の庭は、たくさんのバラに花のアーチまでありました。

お城の前には、背の高い妖精が立っています。



「女王さま、ユリを連れてきました」



「ご苦労さま、リノ。ユリさん、はじめまして。わたくしはこのフラワーランドの女王、オリビアと申します。とつぜん連れてきてしまい、驚かれたでしょう。ごめんなさいね」



女王さまは、とても優しそうな人でした。薄いピンク色のバラと金色のフリルがたくさん飾られた、真っ赤なドレスをまとっています。



「あの、わたしに協力してほしいというのは、どういうことでしょうか……?」



「ユリさん、あなたは誰かをお祝いする時、誰かとお別れをする時に花束をおくることは、どうしてか知っていますか?」



「考えたことがなかったです……」



「おくる人によって、理由は違います。でも、多くの人は相手を喜ばせるためにおくるのです」



たしかにそうだ、とユリは思いました。

ユリの学校でも、離任式で別の学校へ行く先生や、おやめになる先生に、花束がおくられています。



「しかし、ユリさん。お花は、咲けばいいというわけではありません」



女王さまは、とても真剣な顔で言いました。




ユリのなぞなぞ
お化粧が上手なお花ってなーんだ?
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