目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!
「お花も、わたくし達と同じ生き物です。お花は大切にしてもらえばもらえるほど、質も上がるのです」
女王さまの話は、つづきます。
「人間にお花を大切にしてもらうために、わたくし達妖精が力を合わせているのです。リノもそのために、見習いから一人前になる必要があります」
「お花の妖精見習いが、一人前になれなかったら、どうなってしまうんですか?」
「お花を見て、喜ぶ人はどんどん減ってしまうのです」
「そんな……!」
想像するだけで、ユリの目の前は真っ暗になりました。
「お花を見ても喜ばない人が増えてしまう、お花を大切にできない人も増えてしまうのです」
ユリは、とってもおそろしくなりました。お花も生き物なのに、生き物を大切にできない人が増えるだなんて、とっても悲しいことです。
「そんなの、いやだ! でも、どうしたらいいんですか?」
「お花の鮮度を保ち、お花にたくさんの栄養を与えなければなりません」
ユリは、女王さまの話を真剣に聞きました。
リノのまめちしき
鮮度というのは、お花や野菜などのみずみずしさのことだよ!