目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!

「お花が水や太陽、土からの栄養がないと生きられないことと同じ。妖精が一人前になるには、花を愛する人間がいないと不可能なのです」



女王さまの顔も、くもっています。



「ユリさん、あなたには花を強く愛する心を持っているでしょう」



「は、はい!」



「ぜひとも、わたくし達に協力していただけないでしょうか?」



「そ、それは……」



ユリは自信がありませんでした。



(わたしにそんな、重い責任のあることなんて引き受けられない……!)


ユリは学校の代表委員でさえ、なろうと思ったことがないのです。

もし失敗したら世界中のお花が大切にしてもらえなくなるかもしれない、失敗することが怖くてたまりません。



「ユリ、お願い……!」



隣で、リノがうるんだ瞳でユリを見つめています。

ユリは考えて、首を横に振りました。



「そ、それでも無理です。もし失敗したらわたしのせいで、もっとひどいことになるかもしれない……! それに、帰らないと、お父さんとお母さんが……」



「お家のことでしたら、ご心配なく。人間の世界の時間は、こちらで調整しますので。ユリさん、どうかお願いできますでしょうか? お花を愛してくれるユリさんのような方の力が必要なのです」



(わたしの返答に、花の幸せがかかっているんだ!)


ユリは、真剣な顔で頷きました。



「わかりました!」



「ありがとう、感謝いたします」



女王さまは、ユリに深々と頭を下げました。



なぞなぞの答え
チューリップ
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