月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
ふと目が覚めると、そこは駱駝の上だった。
しかも、ものすごい勢いで駆けている。
「ああ、起きたか。クレハ。」
耳元で声がして顔を上げると、そこにはジャラールさんが‼
「うわっ!」
あまりの近さに、身体がジャラールさんから、離れそうになる。
「おっと!暴れないでくれ。駱駝から落ちるぞ。」
よく見ると、私はジャラールさんの両腕の中。
少しでもずれたら、駱駝から砂漠の砂の中へまっ逆さまだ。
「できれば俺に掴まっていてくれ。できるだけ早く宮殿へ帰って、援軍を頼みたいのだ。」
「は、はい!」
ジャラールさんに掴まる。
いや、ここは遠慮している場合じゃないよ。
私はゴクンと息を飲んで、ジャラールさんの身体にしがみついた。
「ハーキム!少し急ぐぞ!」
「はい!」
後ろからハーキムさんの声がする。
辺りを見回すと、東の空から太陽が昇ったばかり。
昨晩言っていた通り、夜明けと共にあの湖を離れたんだろう。
しかも、ものすごい勢いで駆けている。
「ああ、起きたか。クレハ。」
耳元で声がして顔を上げると、そこにはジャラールさんが‼
「うわっ!」
あまりの近さに、身体がジャラールさんから、離れそうになる。
「おっと!暴れないでくれ。駱駝から落ちるぞ。」
よく見ると、私はジャラールさんの両腕の中。
少しでもずれたら、駱駝から砂漠の砂の中へまっ逆さまだ。
「できれば俺に掴まっていてくれ。できるだけ早く宮殿へ帰って、援軍を頼みたいのだ。」
「は、はい!」
ジャラールさんに掴まる。
いや、ここは遠慮している場合じゃないよ。
私はゴクンと息を飲んで、ジャラールさんの身体にしがみついた。
「ハーキム!少し急ぐぞ!」
「はい!」
後ろからハーキムさんの声がする。
辺りを見回すと、東の空から太陽が昇ったばかり。
昨晩言っていた通り、夜明けと共にあの湖を離れたんだろう。