月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
説明になったのかならないのか。

その人はペンダントを、サマド王の元へ届けた。

「おお!このペンダントは!」

サマド王は目を大きく見開き、ペンダントを転がしながら眺めた。

「いつか……マリヘフが教えてくれたペンダントに、そっくりだ。」

「マリヘフ……」

ジャラールさんの顔が歪む。


するとサマド王は立ち上がった。

「ジャラールとその者が申しておる事は、間違いない。我が国はヘイダル王の国を救うべく援軍を使わす。」

「有り難うございます!」

ジャラールさんは、深々とお辞儀をした。

「父上!」

さっきの人が、サマド王の前に来た。

「私をその援軍の総指揮官に願います。」

「よし!我が息子で跡継ぎのへサームよ!そなたが総指揮官だ!」

「はっ!」

へサールと呼ばれた人は、膝まづくとその後、ジャラームさんの元へ来た。

「ジャラール王子。未来の同盟国の為に、力を尽くそう。」

< 136 / 354 >

この作品をシェア

pagetop