月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「ジャラール様。」
ハーキムさんがジャラールさんを呼ぶ。
「ヘサーム王子の言う通りだ。」
ジャラールさんは、駱駝を降りた。
「兵士の気持ちを、もっと考えるべきだった。」
「ジャラール様……」
「部屋に帰ろうか。今日はゆっくり休まねば。」
「はい。」
元気のないジャラールさんと一緒に、私達は宮殿の奥へと入った。
この国のジャラールさんの部屋もまた、大きなものだった。
「この国では、ハーキムの部屋は隣にあるんだ。」
「へえ。」
広い廊下。
大きなシャンデリア。
たくさんの召し使い。
ジャラールさんは、この国でも特別な存在なのだと、思い知らされる。
「それはそうと、クレハの部屋なのだが……」
ジャラールさんが、少し改まった言い方をするから、ドキッとした。
「さすがに……同じ部屋と言うのは、難しいかな。」
私の呼吸も荒くなってくる。
ハーキムさんがジャラールさんを呼ぶ。
「ヘサーム王子の言う通りだ。」
ジャラールさんは、駱駝を降りた。
「兵士の気持ちを、もっと考えるべきだった。」
「ジャラール様……」
「部屋に帰ろうか。今日はゆっくり休まねば。」
「はい。」
元気のないジャラールさんと一緒に、私達は宮殿の奥へと入った。
この国のジャラールさんの部屋もまた、大きなものだった。
「この国では、ハーキムの部屋は隣にあるんだ。」
「へえ。」
広い廊下。
大きなシャンデリア。
たくさんの召し使い。
ジャラールさんは、この国でも特別な存在なのだと、思い知らされる。
「それはそうと、クレハの部屋なのだが……」
ジャラールさんが、少し改まった言い方をするから、ドキッとした。
「さすがに……同じ部屋と言うのは、難しいかな。」
私の呼吸も荒くなってくる。