月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「そっか……」
そう言えば、本当は私もジャラールさんの駱駝に乗りたかったけれど、乗せてもらえなかったもんね。
「それに前に乗せるのは、結構視界が悪いし、あまりスピードは出ないし……」
ハーキムさん。
それは遠回しに、私が邪魔だと仰りたいんですか?
「ハーキムさん。私、後ろへ乗りましょうか?」
「冗談。クレハが後ろへ乗ったら、いつの間にか砂漠に消えている。」
「えっ?私、そんな柔な身体じゃないです!」
「ああ~うるさい!遊びに行くんじゃないんだぞ!」
すると私とハーキムさんのやり取りを聞いていたタンナーズさんが、クスクス笑いだした。
「お二人は仲がよろしいんですね。恋人同士なのですか?」
「いえ!違います!」
思いっきり否定。
私の相手は、ジャラールさんだもん!
ちらっとジャラールさんを見ると、その本人と目が合った。
しかも周りに私と目を合わせている事がバレないように、静かに微笑んですぐ前を向いた。
そう言えば、本当は私もジャラールさんの駱駝に乗りたかったけれど、乗せてもらえなかったもんね。
「それに前に乗せるのは、結構視界が悪いし、あまりスピードは出ないし……」
ハーキムさん。
それは遠回しに、私が邪魔だと仰りたいんですか?
「ハーキムさん。私、後ろへ乗りましょうか?」
「冗談。クレハが後ろへ乗ったら、いつの間にか砂漠に消えている。」
「えっ?私、そんな柔な身体じゃないです!」
「ああ~うるさい!遊びに行くんじゃないんだぞ!」
すると私とハーキムさんのやり取りを聞いていたタンナーズさんが、クスクス笑いだした。
「お二人は仲がよろしいんですね。恋人同士なのですか?」
「いえ!違います!」
思いっきり否定。
私の相手は、ジャラールさんだもん!
ちらっとジャラールさんを見ると、その本人と目が合った。
しかも周りに私と目を合わせている事がバレないように、静かに微笑んですぐ前を向いた。