月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
ああ~! ジャラールさん!
本当にかっこいいよお~!
「クレハ。少し大人しくしていてくれ。」
「あっ、すみません。」
ジャラールさんのカッコ良さに、つい悶えてしまった。
「謝らなくてもよい。少し進むスピードを、速くしているのだ。何かの拍子にバランスを崩して、落ちそうになるかもしれない。できるだけ下半身は動かさずに……」
急にハーキムさんの右手が、腰の辺りを掴む。
「いっ!」
それに驚いて、駱駝の上で飛び上がる。
「あっ、すまん。」
ったく!
レディの身体を、気安く触るんじゃないわよ!
「ところで、なんで進むスピードを速くしているんですか?」
「お前が言った宮殿の跡地に行く為だろう。跡地は、オアシスの向こう。オアシスだってどちらかと言えば、ヘイダル王の国寄り。このサマド王の国からは、結構な距離だ。しかも今は陽が昇りきっていないからよいが、それこそ昼間になってみろ。陽がジリジリと身体を射し、スピードダウン。宮殿の跡地へ行くのも日暮れに間に合うかどうか。」
本当にかっこいいよお~!
「クレハ。少し大人しくしていてくれ。」
「あっ、すみません。」
ジャラールさんのカッコ良さに、つい悶えてしまった。
「謝らなくてもよい。少し進むスピードを、速くしているのだ。何かの拍子にバランスを崩して、落ちそうになるかもしれない。できるだけ下半身は動かさずに……」
急にハーキムさんの右手が、腰の辺りを掴む。
「いっ!」
それに驚いて、駱駝の上で飛び上がる。
「あっ、すまん。」
ったく!
レディの身体を、気安く触るんじゃないわよ!
「ところで、なんで進むスピードを速くしているんですか?」
「お前が言った宮殿の跡地に行く為だろう。跡地は、オアシスの向こう。オアシスだってどちらかと言えば、ヘイダル王の国寄り。このサマド王の国からは、結構な距離だ。しかも今は陽が昇りきっていないからよいが、それこそ昼間になってみろ。陽がジリジリと身体を射し、スピードダウン。宮殿の跡地へ行くのも日暮れに間に合うかどうか。」