月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
感動して、また涙が出てきそうになる。
「ねえ、紅葉。面白い話、ありがとうね。」
ときわが荷物を持つ。
「うん。って、え?もう帰るの?」
「話、終わったんでしょ?塾もあるしさ。楽しかったよ。また聞かせて。」
「あ、うん。」
ときわは、あっさりと手を振りながら、図書室を去って行った。
残されたのは、私と光清。
そう言えば、私。
修学旅行で、光清の反対を押しきってジャラールさんの元へ向かったんだっけ。
「あのさ、光清。」
「ん?」
光清は眠そうに、欠伸を一回した。
「修学旅行の時、私を心配して引き留めてくれたのに、行ってしまってごめん。」
「いいよ。話を聞いたら一応完結してたみたいだし。」
完結って。
まあ、物語は二人のハッピーエンドで終わってるけど。
「見た?あの本。」
「え?あの本、まだあるの?」
一瞬、ドキンとした。
「いや、ない。いくら探してもなかった。」
「ねえ、紅葉。面白い話、ありがとうね。」
ときわが荷物を持つ。
「うん。って、え?もう帰るの?」
「話、終わったんでしょ?塾もあるしさ。楽しかったよ。また聞かせて。」
「あ、うん。」
ときわは、あっさりと手を振りながら、図書室を去って行った。
残されたのは、私と光清。
そう言えば、私。
修学旅行で、光清の反対を押しきってジャラールさんの元へ向かったんだっけ。
「あのさ、光清。」
「ん?」
光清は眠そうに、欠伸を一回した。
「修学旅行の時、私を心配して引き留めてくれたのに、行ってしまってごめん。」
「いいよ。話を聞いたら一応完結してたみたいだし。」
完結って。
まあ、物語は二人のハッピーエンドで終わってるけど。
「見た?あの本。」
「え?あの本、まだあるの?」
一瞬、ドキンとした。
「いや、ない。いくら探してもなかった。」