月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
テーブルの上に倒れこむ。
期待を持たせないでよ、光清。
「ないって事は、もう問題は解決したって事。もう、あの本と関わらなくていいって事だよ。」
私の胸がチクッと痛む。
光清の言う通りだけど、たまにはあの本を読み直して、砂漠の旅の事、思い出したかった。
で、たまに……
ジャラールさんの事、本の中だけでいいから、見たかったな。
「その砂漠の王子様はどうなったの?」
「え?王子様?ああ、ジャラールさん?」
じっと私を見る光清。
もしかして、私、疑われてる?
「いや、ジャラールさんは、ネシャートさんと結婚するって。」
「そうなの!?」
「ん?うん。」
正式に決まったかどうかなんて、分かんないけど。
王様も結婚できるようにするって言ってたし。
何より、あの二人はお互い好き同士だし。
「そっか……じゃあ、あいつが紅葉に手を出そうとしてたけれど、それはそれで終わりってことか。」
期待を持たせないでよ、光清。
「ないって事は、もう問題は解決したって事。もう、あの本と関わらなくていいって事だよ。」
私の胸がチクッと痛む。
光清の言う通りだけど、たまにはあの本を読み直して、砂漠の旅の事、思い出したかった。
で、たまに……
ジャラールさんの事、本の中だけでいいから、見たかったな。
「その砂漠の王子様はどうなったの?」
「え?王子様?ああ、ジャラールさん?」
じっと私を見る光清。
もしかして、私、疑われてる?
「いや、ジャラールさんは、ネシャートさんと結婚するって。」
「そうなの!?」
「ん?うん。」
正式に決まったかどうかなんて、分かんないけど。
王様も結婚できるようにするって言ってたし。
何より、あの二人はお互い好き同士だし。
「そっか……じゃあ、あいつが紅葉に手を出そうとしてたけれど、それはそれで終わりってことか。」