月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「まあ、いい。ジャラール様のお気に入りの女に、ハーキムが手を出すとは思えぬ、」
軽く駱駝に乗ったナディアさんは、ものすごく重い表情をしている。
「……ナディアさんは、ハーキムさんを好きなんですか?」
「はああ?」
今度はナディアさんの表情が歪む。
「どこからそんな発想が生まれるのだ。」
どこからと言われても、女の勘としか言い様がない。
「どうした?二人とも。」
「何でもない。」
ナディアさんが、ハーキムさんの周りを、一周した。
「それにしても、油断も隙もない男だ。」
「はあ?俺が?」
「他に男がいるか?この場に。」
ハーキムさんは呆れた顔をしながら、私を駱駝に乗せた。
「ナディア。分かっているんだろうな。」
「何をだ。」
「ジャラール様に余計な事を言ったら、今度の稽古で痛い目に遭うぞ。」
そう言ってハーキムさんは、ヒラリと駱駝に乗った。
軽く駱駝に乗ったナディアさんは、ものすごく重い表情をしている。
「……ナディアさんは、ハーキムさんを好きなんですか?」
「はああ?」
今度はナディアさんの表情が歪む。
「どこからそんな発想が生まれるのだ。」
どこからと言われても、女の勘としか言い様がない。
「どうした?二人とも。」
「何でもない。」
ナディアさんが、ハーキムさんの周りを、一周した。
「それにしても、油断も隙もない男だ。」
「はあ?俺が?」
「他に男がいるか?この場に。」
ハーキムさんは呆れた顔をしながら、私を駱駝に乗せた。
「ナディア。分かっているんだろうな。」
「何をだ。」
「ジャラール様に余計な事を言ったら、今度の稽古で痛い目に遭うぞ。」
そう言ってハーキムさんは、ヒラリと駱駝に乗った。