月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
二人の荷物を持ってヨロヨロしている私に、ジャラールさんが、後ろから支えてくれた。
「クレハ。以前、ここに来た事を覚えているか?」
「えっ?ここ?」
私は辺りを見回した。
するとどんどん、記憶が甦ってくる。
ここ、初めてジャラールさんとハーキムさんと、野宿したあの石の宮殿だ。
「あの外が見える場所が、以前泊まった場所だ。あそこで、私を待っていてくれ。」
「はい。」
ジャラールさんは甘い笑顔を見せてくれると、ハーキムさんとナディアさんを連れて、奥に奥にと行ってしまった。
残された私は一人で、外が見える窓っぽいところを目指して、歩き出す。
周りにはヘサーム王子の兵士達が、ところ狭しと今夜寝る場所を確保している。
こんなところで今夜、ジャラールさんは本気で寝る気なのかな。
そう思いながら、二人の荷物をよいしょと置いた。
「よお、姉ちゃん。」
話しかけられた方向を見ると、そこには若い兵士が、数人いた。
「クレハ。以前、ここに来た事を覚えているか?」
「えっ?ここ?」
私は辺りを見回した。
するとどんどん、記憶が甦ってくる。
ここ、初めてジャラールさんとハーキムさんと、野宿したあの石の宮殿だ。
「あの外が見える場所が、以前泊まった場所だ。あそこで、私を待っていてくれ。」
「はい。」
ジャラールさんは甘い笑顔を見せてくれると、ハーキムさんとナディアさんを連れて、奥に奥にと行ってしまった。
残された私は一人で、外が見える窓っぽいところを目指して、歩き出す。
周りにはヘサーム王子の兵士達が、ところ狭しと今夜寝る場所を確保している。
こんなところで今夜、ジャラールさんは本気で寝る気なのかな。
そう思いながら、二人の荷物をよいしょと置いた。
「よお、姉ちゃん。」
話しかけられた方向を見ると、そこには若い兵士が、数人いた。