月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「ええええええっと……」

やっぱりここは、言っておくべきかな。

「実は私がこの砂漠の国へ来れるのって、緑のペンダントのおかげ……なんですよね。」

「そう言えば、そのような事を、以前聞いた気がするな。」

「緑のペンダントって、オアシスの精霊に力を貰っているんで。オアシスの精霊に力が無くなれば、私、この砂漠の国へ来れなくなるな~って……」

ジャラールさんの表情が固まる。

「クレハ……」

「はい?」

ジャラールさんは、突然私の両肩を掴んだ。

「それは一大事ではないか!なぜそれをもっと早く言わない!」

「ええ~っと、やっぱり現物見てから言った方が、いいんじゃないかな~って。」

するとジャラールさんは、白い目で私を見た。

「えっ?」

「先程の言葉は、訂正する。クレハは、水くさい。」

「水くさい!?」

「もっと俺を頼れ。」

男らしい台詞を言われ、急に私の顔が赤くなる。

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