月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「そう言えば、なぜお二人とも、歩いていらっしゃるのですか?駱駝は?」
「ああ、砂嵐に持っていかれた。」
「砂嵐に!?」
ハーキムさん、すっごい驚いている。
「駱駝を座らせなかったのですか?」
「クレハを守っていたら、それどころではなくなっていた。」
そしてハーキムさんに、睨まれる私。
ええ。
この話の流れだと、私のせいみたいですね。
「今ごろ、あちらを歩いているだろう。」
ジャラールさんは、遥か右手の邦楽を、指差した。
「まさか……あの動いている駱駝……」
「ああ、そうだ。」
私は驚いて、ジャラールさんが指差している方向を見た。
見えないよ。
見えないよ、動いてる駱駝なんて。
ハーキムさんも、恐ろしく目がいいの?
「全く。どうやって帰るおつもりだったんですか?帰りも歩くつもりだったんですか!?」
それは勘弁してほしい。
「私があの駱駝を連れて来ますから。先に碧のオアシスへ行ってて下さい。」
「ああ、砂嵐に持っていかれた。」
「砂嵐に!?」
ハーキムさん、すっごい驚いている。
「駱駝を座らせなかったのですか?」
「クレハを守っていたら、それどころではなくなっていた。」
そしてハーキムさんに、睨まれる私。
ええ。
この話の流れだと、私のせいみたいですね。
「今ごろ、あちらを歩いているだろう。」
ジャラールさんは、遥か右手の邦楽を、指差した。
「まさか……あの動いている駱駝……」
「ああ、そうだ。」
私は驚いて、ジャラールさんが指差している方向を見た。
見えないよ。
見えないよ、動いてる駱駝なんて。
ハーキムさんも、恐ろしく目がいいの?
「全く。どうやって帰るおつもりだったんですか?帰りも歩くつもりだったんですか!?」
それは勘弁してほしい。
「私があの駱駝を連れて来ますから。先に碧のオアシスへ行ってて下さい。」