痛くしないで!~先生と始める甘い治療は胸がドキドキしかしません!~
額部分をメインに抑えて痛みに悶える百合の瞳には涙が滲むほど。予想外の行動にさすがの三嶌も慌てて声をかけた。
「ちょっと待って、この椅子の状態で急に起き上がっちゃダメ。危ないから一度椅子を起こすよ? もう一度体を横になる様に戻して」
少し怒った口調で百合の肩を掴むとその言葉通り椅子に体を戻す。三嶌から放つ空気が少しピリッとしたことに百合も気づき言われるがまま体を椅子に戻した。勢いよくライトにぶつけてじんじんとした痛みが百合を襲う。同時に心臓もドクドクと早鐘を打っていた。
三嶌からこぼされた言葉を素直に受け止めたくない。
「大丈夫? ぶつけたところ見せて?」
さらりと前髪をかきあげられて三嶌が心配そうに顔を近づけてくる。温かな掌に額を撫でられているとドクドクがドキドキに変わる。結局心臓は高鳴るばかり。
「傷にはなってないけど……赤くなってる。腫れそうだな」
優しく指先の腹部分で撫でられて百合の胸はきゅんっと締め付けられた。
「嫌です……」
「そうだね。ちょっと冷やそうか」
「腫れてもいいです!」
「ええ? ダメでしょ」
そう言って三嶌は診察室から顔だけ出して香苗に保冷剤を持ってくるように指示を出していた。でも百合には保冷剤などどうでもいい。それよりも! そんな思いで噛みつく様に声をあげてしまう。
「そんなことどうでもいいんです! 私はそれよりも終わってほしくないです!」
「は?」
「ちょっと待って、この椅子の状態で急に起き上がっちゃダメ。危ないから一度椅子を起こすよ? もう一度体を横になる様に戻して」
少し怒った口調で百合の肩を掴むとその言葉通り椅子に体を戻す。三嶌から放つ空気が少しピリッとしたことに百合も気づき言われるがまま体を椅子に戻した。勢いよくライトにぶつけてじんじんとした痛みが百合を襲う。同時に心臓もドクドクと早鐘を打っていた。
三嶌からこぼされた言葉を素直に受け止めたくない。
「大丈夫? ぶつけたところ見せて?」
さらりと前髪をかきあげられて三嶌が心配そうに顔を近づけてくる。温かな掌に額を撫でられているとドクドクがドキドキに変わる。結局心臓は高鳴るばかり。
「傷にはなってないけど……赤くなってる。腫れそうだな」
優しく指先の腹部分で撫でられて百合の胸はきゅんっと締め付けられた。
「嫌です……」
「そうだね。ちょっと冷やそうか」
「腫れてもいいです!」
「ええ? ダメでしょ」
そう言って三嶌は診察室から顔だけ出して香苗に保冷剤を持ってくるように指示を出していた。でも百合には保冷剤などどうでもいい。それよりも! そんな思いで噛みつく様に声をあげてしまう。
「そんなことどうでもいいんです! 私はそれよりも終わってほしくないです!」
「は?」