痛くしないで!~先生と始める甘い治療は胸がドキドキしかしません!~
「百合、お待たせ」
カルテを見つめていたら背後から名前を呼ばれて振り向いた。スタッフルームにも扉が何個かあってそのひとつが開いて三嶌が姿を現した。
「お仕事中にすみません」
「いや、呼び止めたの僕。こっちおいで」
今度は三嶌に手招きされて素直に足を運んだ。こっち、は院長室である。
「え。は、入ってもいいんですか?」
「いいよ? どうぞ」
パタン、と扉が閉められた。院内やスタッフルームとも違う、静かで整えられた一室である。広さは五畳くらいだろうか、デスクやキャビネが並んで大人が二人いればそれなりに圧迫感は出る。結局キョロキョロするばかりの百合がいる。それを微笑ましく見つめていた三嶌だが時間が限られている。くせ毛の百合の毛先をツンッとひっぱり百合の顔を自分に向けさせた。
「さきにこっち」
「え……んっ!」
いきなり口を塞がれて百合の身体は固まった。
カルテを見つめていたら背後から名前を呼ばれて振り向いた。スタッフルームにも扉が何個かあってそのひとつが開いて三嶌が姿を現した。
「お仕事中にすみません」
「いや、呼び止めたの僕。こっちおいで」
今度は三嶌に手招きされて素直に足を運んだ。こっち、は院長室である。
「え。は、入ってもいいんですか?」
「いいよ? どうぞ」
パタン、と扉が閉められた。院内やスタッフルームとも違う、静かで整えられた一室である。広さは五畳くらいだろうか、デスクやキャビネが並んで大人が二人いればそれなりに圧迫感は出る。結局キョロキョロするばかりの百合がいる。それを微笑ましく見つめていた三嶌だが時間が限られている。くせ毛の百合の毛先をツンッとひっぱり百合の顔を自分に向けさせた。
「さきにこっち」
「え……んっ!」
いきなり口を塞がれて百合の身体は固まった。