痛くしないで!~先生と始める甘い治療は胸がドキドキしかしません!~
ついに始まる治療に百合は胸をバクバクさせていた。
「お待たせしてすみませんでした。あれから痛みどうでした?」
三嶌の問いかけに百合はしどろもどろに答える。
「少し……痛みはありましたけど先日よりはマシかなって……」
「歯茎はまだ腫れてそうですね。お口の中見せてもらえますか? 谷くん、口腔内チェックするからついてくれる?」
「はい」
さて、と三嶌が椅子に腰かけてグローブをはめた。
やはり長くて細い指だ、と百合は先日のことを思い出してそのきれいな手を見つめていた。
あの指がまた自分の口の中に入り込んでくることを想像して恐怖より変な気を起こしかける。
(いや、なんで? 口の中だしナニするってないし!!)
二次元へのスイッチを勝手に入れかけて踏みとどまれた。危ない……そう思っていた矢先、三嶌が見つめながら聞いてくる。
「今日はどんなスタイルでやりますか?」
「え!」
(どんなスタイルでヤル!? え!! 選択制!? むしろどんなスタイルがあるの!?)
百合の脳内が一瞬でぶれ始めた。
「お待たせしてすみませんでした。あれから痛みどうでした?」
三嶌の問いかけに百合はしどろもどろに答える。
「少し……痛みはありましたけど先日よりはマシかなって……」
「歯茎はまだ腫れてそうですね。お口の中見せてもらえますか? 谷くん、口腔内チェックするからついてくれる?」
「はい」
さて、と三嶌が椅子に腰かけてグローブをはめた。
やはり長くて細い指だ、と百合は先日のことを思い出してそのきれいな手を見つめていた。
あの指がまた自分の口の中に入り込んでくることを想像して恐怖より変な気を起こしかける。
(いや、なんで? 口の中だしナニするってないし!!)
二次元へのスイッチを勝手に入れかけて踏みとどまれた。危ない……そう思っていた矢先、三嶌が見つめながら聞いてくる。
「今日はどんなスタイルでやりますか?」
「え!」
(どんなスタイルでヤル!? え!! 選択制!? むしろどんなスタイルがあるの!?)
百合の脳内が一瞬でぶれ始めた。