痛くしないで!~先生と始める甘い治療は胸がドキドキしかしません!~
驚いて三嶌を見るもののニコニコと見つめられたままで百合の視界は勝手に斜めに傾いていく。
「え!? あ、え?? 先生、あの!!」
椅子が軽く揺れて止まった、と思ったのも束の間で今度はガタンと椅子が揺れた。
三嶌が百合の腰のあたりに片膝を乗せて跨ぐように上に乗っかっていた。
(ええええええええーー!!)
「さっきのあーん、可愛かったなぁ。あんなに素直に口開けちゃだめだよ」
(ええ!? だって消毒するって言ったからぁぁ!)
医師の指示に素直に従った百合の言い分はなにもズレてはいない。三嶌の言い分こそとても理不尽なものである。
「もう一回して?」
「へ?」
「さっきの、あーん、やって?」
(なな、なに?)
真っ直ぐ見つめてくる三嶌の言葉に、さすがの百合もハタとなりその言葉を理解しようと脳内はフル回転を始めていた。
「え!? あ、え?? 先生、あの!!」
椅子が軽く揺れて止まった、と思ったのも束の間で今度はガタンと椅子が揺れた。
三嶌が百合の腰のあたりに片膝を乗せて跨ぐように上に乗っかっていた。
(ええええええええーー!!)
「さっきのあーん、可愛かったなぁ。あんなに素直に口開けちゃだめだよ」
(ええ!? だって消毒するって言ったからぁぁ!)
医師の指示に素直に従った百合の言い分はなにもズレてはいない。三嶌の言い分こそとても理不尽なものである。
「もう一回して?」
「へ?」
「さっきの、あーん、やって?」
(なな、なに?)
真っ直ぐ見つめてくる三嶌の言葉に、さすがの百合もハタとなりその言葉を理解しようと脳内はフル回転を始めていた。