痛くしないで!~先生と始める甘い治療は胸がドキドキしかしません!~
(あーんしてってなに? ななな、なんか先生おかしくない? なにさせたいの??)
三嶌の注文に百合も異変を感じたが、二次元レベルのイケメンに見つめられている。
まして自分は三嶌が好きなのだ。
おかしいと思ったところでまともに返せるわけもなく、そもそもイケメンに見つめられてるリアルこそおかしくないか? などとまたおかしな思考にシフトされ、百合は言われるがまま口を開けてしまう。
「あ……あー」
「もう少し大きく」
「……ぁ、あーー」
三嶌の下で素直に口を開けている百合はこれが何の時間なのかと考えていた。無駄に「あー」と、声をあげて見つめられている。
(は……はずかしいしかない)
「次は舌出して」
「ぁ、え? し、舌ですか?」
聞き返したら三嶌は頷く。とてもまじめな顔で頷かれるとこれはもしかして治療の延長なのか? と思えてしまう。
そう思ってしまうともう拒否権などもっとなくなるものだ。
「は……はぃ。んん、んぁーー」
躊躇いながら息を整えつつ言われたとおりに舌を突き出した百合に三嶌は恍惚とした瞳で見つめ返した。
「可愛いなぁ……食べたくなる」
聞き逃しそうなほどさらりと言われて百合は一瞬、ん? と思ったがそれも一瞬だった。
三嶌の注文に百合も異変を感じたが、二次元レベルのイケメンに見つめられている。
まして自分は三嶌が好きなのだ。
おかしいと思ったところでまともに返せるわけもなく、そもそもイケメンに見つめられてるリアルこそおかしくないか? などとまたおかしな思考にシフトされ、百合は言われるがまま口を開けてしまう。
「あ……あー」
「もう少し大きく」
「……ぁ、あーー」
三嶌の下で素直に口を開けている百合はこれが何の時間なのかと考えていた。無駄に「あー」と、声をあげて見つめられている。
(は……はずかしいしかない)
「次は舌出して」
「ぁ、え? し、舌ですか?」
聞き返したら三嶌は頷く。とてもまじめな顔で頷かれるとこれはもしかして治療の延長なのか? と思えてしまう。
そう思ってしまうともう拒否権などもっとなくなるものだ。
「は……はぃ。んん、んぁーー」
躊躇いながら息を整えつつ言われたとおりに舌を突き出した百合に三嶌は恍惚とした瞳で見つめ返した。
「可愛いなぁ……食べたくなる」
聞き逃しそうなほどさらりと言われて百合は一瞬、ん? と思ったがそれも一瞬だった。