隠れ美少女とクール系男子
 わたしがそう訴えると素直にどいてくれる兄ちゃん。



「はい、これ制服ね」



 兄ちゃんは私に制服を渡すと部屋を出ていった。仕方なくわたしはベットから出て制服に着替える。

 わたしはあの夢の出来事を家族に告白したあと、転入試験に向けて念の為勉強をした。兄いわく、普通に試験を受けるより問題が比べ物にならないほど難しいらしい。

 だが、私にはそんなの関係なかった。どのくらいの難易度で問題が出るのかと思ったら全然余裕だったのだ。

 結果、夢月学園に転入することが決まった。兄ちゃんには化け物を見るような目で見られたが。

 夢月学園の制服は紺色のブレザーだ。数日ほどしか通っていなかった以前の中学ではセーラー服だったからちょっと新鮮。

 そして、ヘアアイロンやクシで髪をととのえながらながら部屋にある鏡へ行く。



「おぉ~ブレザーかわいい」



 時計を見ると、起きた時間から一時間近くたっていた。慣れないことやったからだろうか。
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