王子と姫の溺れる愛
「――――兄様〜、どう?」

「……//////綺麗だ…//////」
勇雄が、芽梨に見惚れて固まっている。


“琉王さんにつり合う女性になりたい”

その思いを叶えるべく、琉王と似ている勇雄にコーディネートを頼んだ芽梨。

勇雄の選んだ服を購入し、着替えて出てきた。

「兄様?」

「……//////あ…わりぃ…!
凄く、似合ってるよ!綺麗だ…!」

「ありがとう//////
私、大人っぽい?」

「あぁ!
なんか、大人になったって感じだ!」

微笑み合う、芽梨と勇雄。
そんな二人を、少し離れて見つめている矢澤。

(確かに美しい//////
…………しかしこれは、完全に“勇雄様の趣味だな”)
そんなことを考え、こっそり笑っていた。

すると、芽梨がトコトコと矢澤の方に駆け寄ってきた。

「ん?お嬢様?」

「どう?矢澤」

「え?」

「矢澤から見て、どうかな?
私、綺麗?
琉王さんにつり合ってる?」

「とても、お美しいですよ!
お嬢様は、琉王様に相応しい奥様です…!」

「フフ…ありがとう!」

嬉しそうに見上げる、芽梨。
矢澤も、見惚れていた。

(本当に美しくなられたな…//////
これでは確かに琉王様も、気が気じゃないよな…(笑))

三人が微笑み合っていると、ちょうど芽梨の背後から声がした。

「あれ?勇雄だ!」
井高を後ろに控えさせた、琥珀だ。

「何?勇雄、デート?(笑)」
クスクス笑いながら、芽梨の顔を見るために回る。
そして「………は?芽梨…!?」と驚いたように目を見開いた。

それもそのはず。
いつもの芽梨からは、想像出来ない格好をしていたからだ。

「琥珀さん!
こんにちは!」

「芽梨、どうした?その格好…」

「あ…えーと…//////」
なぜか、とても恥ずかしい。

「イメチェン?」

「あ、はい//////」

「だったら、琉王好みのファッションにしろよ(笑)」

「え……」

「この格好、どう見ても勇雄好みじゃん!」
クスクス笑う、琥珀。

「………」

すると………
「琥珀様!!」
芽梨の後ろにいる矢澤が、鋭い声色で琥珀を諭す。

「え?
………あ…や、やべ…っ…!」

芽梨は傷ついたように瞳を揺らし、いまにも泣きそうに目を潤ませていた。



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