初恋の君は冷徹皇太子 ~政略結婚から始まる溺愛生活~
執務室から自分の部屋へ戻る時、庭に咲いているたくさんの花が目に入った。

公爵であるお父様は、大臣をしていた事があって、幼い頃私は宮殿の庭園でよく遊んでいた。

その時、よく遊んでくれたのが、2歳年上のアレクシスだった。


「リディア、おいで。」

「待って、アレク!」

幼い私は、よくアレクシスの後ろをついて回っていた。

「あっ!」

よくつまずいて転びそうになった時も、アレクシスが支えてくれた。

「危ないよ、リディア。」

「ありがとう。」

アレクシスの太陽のような笑顔を見ると、心がほころんだ。

毎日、アレクシスに会う為に、庭園を訪れるのが嬉しかった。


そんなある日。

アレクシスがもう庭園に来なくなった。

原因は分からない。

誰も教えてくれなかった。

私は一人、庭園の花を見ては、アレクシスと遊んだ日々を思い出していた。

「アレクシス、会いたい。」

その想いで、庭園を抜け宮殿に向かった。

そしてアレクシスを見つけた。

彼は、国王と共に兵士と話をしていた。
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