年下敏腕パイロットは想い焦がれた政略妻をこの手で愛して離さない
まっすぐに見つめ返されるのが怖くて、でも逃げられなくて、私は微かに唇を噛んだ。
「……私、この年なのに、なにも知らなくて……」
羞恥と緊張から、言葉が勝手に零れ落ちる。
「こんな私としても……楽しくないと思う」
奏多君は大人で、きっと恋だの愛だのなんてなくても、軽く一夜を過ごすことくらいあるのだろう。
なのに、経験もなくて、どうすればいいかもわからない私と身体を重ねても面倒なだけだ。
そう思ったら、彼の目をまっすぐ見ていることができなくなって、私は顔をそっと横に向けた。「望海、こっち見て」
そういうと、優しく私の頬に触れた。恐る恐る彼を見ると、そこにはすごくうれしそうな表情をした奏多君がいた。
「面倒なんて思うわけないだろ。俺は、望海の初めてが俺でうれしい」
その言葉は嘘偽りを言っているような、雰囲気は感じなかった。
「だから、なにも考えないでいいから。俺にゆだねて」
「うん」
小さく頷いたものの、きっと私の顔はまだ強張っていたのだろう。
それを察したように、奏多君がふっと笑い、そっと額にキスを落とす。
「そう言っても難しそうだな。なら、なにも考えられなくする」
その言葉通り、彼は優しくもあったが、責める手を止めることなく、なにも考えられなくなっていく。
「……私、この年なのに、なにも知らなくて……」
羞恥と緊張から、言葉が勝手に零れ落ちる。
「こんな私としても……楽しくないと思う」
奏多君は大人で、きっと恋だの愛だのなんてなくても、軽く一夜を過ごすことくらいあるのだろう。
なのに、経験もなくて、どうすればいいかもわからない私と身体を重ねても面倒なだけだ。
そう思ったら、彼の目をまっすぐ見ていることができなくなって、私は顔をそっと横に向けた。「望海、こっち見て」
そういうと、優しく私の頬に触れた。恐る恐る彼を見ると、そこにはすごくうれしそうな表情をした奏多君がいた。
「面倒なんて思うわけないだろ。俺は、望海の初めてが俺でうれしい」
その言葉は嘘偽りを言っているような、雰囲気は感じなかった。
「だから、なにも考えないでいいから。俺にゆだねて」
「うん」
小さく頷いたものの、きっと私の顔はまだ強張っていたのだろう。
それを察したように、奏多君がふっと笑い、そっと額にキスを落とす。
「そう言っても難しそうだな。なら、なにも考えられなくする」
その言葉通り、彼は優しくもあったが、責める手を止めることなく、なにも考えられなくなっていく。