王太子の婚約破棄で逆ところてん式に弾き出された令嬢は腹黒公爵様の掌の上【短編】





 それから間もなくして、ディアナとアルベルトは正式に夫婦となった。

「上手くやったな」

 アルベルトの親友のギュンター侯爵は皮肉めいた笑みを(こぼ)す。

「何のことだ」

 アルベルトは涼しい顔をして書類仕事を続けていた。

「よく言うよ。ディアナ伯爵令嬢と結婚するために、エドゥアルト王太子に女を近付けたり、シャルロッテ侯爵令嬢の後ろ盾を固めたり……」

「たまたまだ」

「はっ。お前は昔から欲しいものは必ず手に入れていたからなぁ。お〜怖っ。絶対に敵に回したくないね」

 アルベルトは肯定するかのように短く苦笑した。

「やっとディアナは私のものになった。絶対に他の者には渡さないよ。一生、離さない」



 




< 17 / 17 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:13

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
「君のためを思って」 シャルロッテ侯爵令嬢の、婚約者のハインリヒ公爵令息の口癖だ。 本当にわたくしのため……? ★他サイト様にも投稿しています! ★「小説家になろう」2025/12/31日間総合4位
表紙を見る 表紙を閉じる
「で〜んかっ♡」 シャルロッテ侯爵令嬢は婚約者であるエドゥアルト王子をローゼ男爵令嬢に奪われてしまった。 下位貴族に無様に敗北した惨めな彼女が起死回生を賭けて起こした行動は……? ★他サイト様にも投稿しています! ★小説家になろう2022/8/9日間総合1位
黒の花嫁/白の花嫁

総文字数/109,615

ファンタジー124ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
秋葉は「千年に一人」の霊力を持つ少女で、幼い頃に龍神――白龍の花嫁として選ばれていた。 だが、双子の妹の春菜の命を救うために、その霊力を代償として失ってしまう。 しかも、秋葉の力は全て春菜へと移り、花嫁の座まで奪われてしまった。 それ以来、家族から「無能」と蔑まれながらも、秋葉は失われた力を取り戻すために静かに鍛錬を続けていた。 そして五年後、白龍と春菜の婚礼の日。 秋葉はついに霊力が戻らず、一縷の望みも消えてしまった。 絶望の淵に立つ彼女の前に、ひとりの青年が現れる。 「余りもの同士、仲良くやろうや」 彼もまた、龍神――黒龍だった。 ★ザマァは軽めです! ★後半にバトル描写が若干あります! ★他サイト様にも投稿しています!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop