スターリーキューピッド
肩をポンと叩かれて横を見ると、明吾が真っ直ぐ彼らを見据えていた。


「どんなに説得力があっても、信憑性が高いと感じても、整二が言ったのはあくまでも予言。天気予報みたいに外れることだってあるだろ」

「そうだけど……実際、被害に遭う寸前だった人もいるだろ!?」

「仮に信用しなかったとしても、それを聞いて嫌な思いをした人だって……!」


即座に反論するクラスメイトたち。

しかし、明吾は怯むどころか──。


「だから問答無用で袋叩きにしていいとでも?」


鋭い眼差しと発言に、その場が一瞬にして静まり返った。


「実際に不利益を被ったのなら百歩譲るよ。けど、それを免罪符に寄ってたかって責めていいとは思わない。ましてや公の場で」

「っ……」

「つーか、昨日はあんなにチヤホヤしてたのに、都合が悪くなったら手のひらを返すなんて……恥ずかしいと思わねーの?」


口をつぐむ彼らにそう言い放ち、友清くんの元へと向かった明吾。

「大丈夫か?」と優しく手を差し伸べられた彼の瞳は、少し潤んでいた。
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