私のことが必要ないなんて言わせません!【菱水シリーズ③】
梶井さんと初めて出会った日を思い出す。
私が梶井さんが初めて出会ったのはドイツのクリスマスマーケットだった。
菜湖ちゃんが海外旅行に一緒に行こうと言って、誘ってくれたのはドイツのクリスマスマーケットツアー。
私にとっては初めての海外旅行でドキドキだったけど、ツアーだったから私も菜湖ちゃんも安心して行動していた。
けれど、非日常感あふれる海外旅行。
冒険心と好奇心で宿泊していたホテルから出て、夜のクリスマスマーケットに行くことにした。
いつもは慎重な菜湖ちゃんでさえ、ライトアップされたツリーやお店を見て浮かれてしまい、おおはしゃぎで店を見て回っていた。
私と菜湖ちゃんが子供に見えるのか、店員さんはまるで子供を見るような目つきだった。
『子供だけで大丈夫?』
みたいなことを何度か言われたような気がする。
大学でドイツ語を選択していたから、少しはわかっていたけど、子供なんて呼ばれたのはきっと気のせい。
だって、私も菜湖ちゃんも大学生だし、子供に見えることはないと思っていた。
「スノードーム可愛い」
「菜湖ちゃん。記念に一つ買おうよ」
私が梶井さんが初めて出会ったのはドイツのクリスマスマーケットだった。
菜湖ちゃんが海外旅行に一緒に行こうと言って、誘ってくれたのはドイツのクリスマスマーケットツアー。
私にとっては初めての海外旅行でドキドキだったけど、ツアーだったから私も菜湖ちゃんも安心して行動していた。
けれど、非日常感あふれる海外旅行。
冒険心と好奇心で宿泊していたホテルから出て、夜のクリスマスマーケットに行くことにした。
いつもは慎重な菜湖ちゃんでさえ、ライトアップされたツリーやお店を見て浮かれてしまい、おおはしゃぎで店を見て回っていた。
私と菜湖ちゃんが子供に見えるのか、店員さんはまるで子供を見るような目つきだった。
『子供だけで大丈夫?』
みたいなことを何度か言われたような気がする。
大学でドイツ語を選択していたから、少しはわかっていたけど、子供なんて呼ばれたのはきっと気のせい。
だって、私も菜湖ちゃんも大学生だし、子供に見えることはないと思っていた。
「スノードーム可愛い」
「菜湖ちゃん。記念に一つ買おうよ」