私のことが必要ないなんて言わせません!【菱水シリーズ③】
「あの……千亜妃さんは梶井さんの昔の彼女じゃなかったんですか?」
「は!?理滉の女なワケないでしょ。冗談じゃないわ。誰がこんなめんどくさい男と付き合うっていうのよ!」
「俺の方こそお断りだ。人を死ぬほど働かせやがって」
梶井さんが喧嘩腰で言い返した。
「えっ!?じゃ、じゃあ、千亜妃さんは何者?」
「あら?知らなかったの?」
「言うのを忘れていたな」
「私の名前は麻嶋千亜妃。麻嶋音楽事務所の社長よ」
「えっ!梶井さんの雇い主ってことですか?」
「そうよ。はぁ……。これでファンが減らなきゃいいけど」
ふうっと額に手をあて、千亜妃さんはげんなりした顔をしていた。
渡瀬さんがそんな千亜妃さんにいたわりの言葉をかけた。
「減りませんよ。梶井さんのファンはどうしようもない子供を見守る母親のような気持ちを持った方ばかりですから」
「誰がどうしようもない子供だ!」
「子供だって」
ふふっと笑うと梶井さんは私をじろりとにらんだ。
「おい、望未。俺のことより、さっきの演奏はなんだ。死ぬ気で練習してアレか?」
「は!?理滉の女なワケないでしょ。冗談じゃないわ。誰がこんなめんどくさい男と付き合うっていうのよ!」
「俺の方こそお断りだ。人を死ぬほど働かせやがって」
梶井さんが喧嘩腰で言い返した。
「えっ!?じゃ、じゃあ、千亜妃さんは何者?」
「あら?知らなかったの?」
「言うのを忘れていたな」
「私の名前は麻嶋千亜妃。麻嶋音楽事務所の社長よ」
「えっ!梶井さんの雇い主ってことですか?」
「そうよ。はぁ……。これでファンが減らなきゃいいけど」
ふうっと額に手をあて、千亜妃さんはげんなりした顔をしていた。
渡瀬さんがそんな千亜妃さんにいたわりの言葉をかけた。
「減りませんよ。梶井さんのファンはどうしようもない子供を見守る母親のような気持ちを持った方ばかりですから」
「誰がどうしようもない子供だ!」
「子供だって」
ふふっと笑うと梶井さんは私をじろりとにらんだ。
「おい、望未。俺のことより、さっきの演奏はなんだ。死ぬ気で練習してアレか?」